マンガ大賞2014の予想

マンガ大賞2014のノミネート作品を予想をしてみる。


過去の傾向と対策から、

坂本ですが?
重版出来!
亜人
さよならタマちゃん
かくかくしかじか
ひきだしにテラリウム
宝石の国
千年万年りんごの子
軍靴のバルツァー
ドリフターズ

の10作品でどうでしょう。
当たるかどうかは置いといて(置いとくな)、結構それっぽいのでは。


さすがに10/10で的中とか有り得ないのでもう10本挙げるなら、

さよならソルシエ
オンノジ
ひばりの朝
BUTTER!!!
日々蝶々
喰う寝るふたり住むふたり
七つの大罪
メロポンだし!
甘々と稲妻
聲の形

辺りか。


折角なので条件を満たしてる中での個人的なオススメを10本。

嘘解きレトリック
ディアボロのスープ
いなり、こんこん、恋いろは。
ナナマルサンバツ
ヒストリエ
メイドインアビス
ジゼル・アラン
天空の扉
魔法使いの心友
ビリオネアガール


後はキリよく10本ずつにしたために、泣く泣く削ったものが来ないことを祈る。

このマンガがすごい!2014ランキングに入りそうなものを予想してみる

今年も気がつけば年末。
年末といえば1年のマンガを振り返る季節ですね。

というわけで、このマンガがすごい!2014のランキングに入りそうなものを適当に列挙。
が、全部挙げるとキリがないので、期間中に1巻が出たものを対象にしています。
なので、メディアミックス展開してさらに売れたアレとか、完結記念で入ってきそうなアレとかは完全に無視する方向で。
2013にランクインしたものが自然と取り除けるので一石二鳥。


予想というからには印付きですよね!(競馬脳)
 ◎  まず入ってきそう、上位まである
 ○  入ってきそう
 ▲  入ってくる可能性が十分にある
 無印 (そもそも適当に列挙した時点で結構絞ったから、どれも可能性が結構あると思ってるような・・・・・・)


  竜のかわいい七つの子
  MIX
  ぽちゃまに
  マダム・プティ
  銀のニーナ 
  秋津
  夜さん
  喰う寝るふたり、住むふたり
◎ 暗殺教室
  満ちても欠けても 
○ ワンパンマン
  IPPO
  HANDRED
  危ノーマル系女子
◎ 坂本ですが?
  花と落雷
  勇者ヴォグ・ランバ
  くーねるまるた
  星空のカラス 
▲ トラップホール
▲ 七つの大罪
  ベアゲルター
  君は淫らな僕の女王
  アシさん
○ 重版出来!
  アリスと蔵六
  MAMA
  お気の毒ですが、冒険の書は魔王のモノになりました。
◎ 亜人
▲ ひきだしにテラリウム
  あねぐるみ
  ディアボロのスープ
  食戟のソーマ
  お前は俺を殺す気か
  文豪ストレイドッグス
▲ 富士山さんは思春期
○ さよならソルシエ
  ワカコ酒
  中卒労働者から始める高校生活
  不沈アタッカー
  千と万
  飯田橋のふたばちゃん
  王様達のヴァイキング
  嘘解きレトリック
  パレス・メイヂ
  実は私は
  神様のバレー
  モンクロチョウ
  ナンバーガール
  初恋モンスター
  宝石の国
  くらすはこ
  魔法陣グルグル2
  ストラヴァガンツァ ー異彩の姫ー
  その男、甘党につき
  海月と私
  スティーブ・ジョブズ
  放課後さいころ倶楽部
  甘々と稲妻
  深海魚のアンコさん


さて、どれぐらい当たるかな〜

愛国で産まれた外国産馬のコンゴウリキシオーデース!ヨロシクオネガイシマース!

金剛の二の腕を見てて思ったんだが、
二の腕に何かこう、絶対領域的な呼び名はないのだろうか。
情報求む。

もしくは誰か良い名称を考えて下さい。

『 嘘解きレトリック』の話

個人的な今年のイチオシとしたからにはちゃんと感想と紹介文を書いておかないとね。


設定だけを簡単に言えば「嘘を聞き分ける」超能力少女、鹿乃子のお話。
が、もちろんこの能力一本だけでは特別珍しい設定でも何でもないわけで。
『嘘解きレトリック』ではこの超能力少女が、洞察力鋭い貧乏探偵、左右馬の助手というのが話の肝になります。

超能力物というと、どうしても能力の有利な側面ばかりに目が行きがちですが、
この「嘘を聞き分ける」という能力、決して万能なものではなく、実際鹿乃子は左右馬と出会うまで、周りから疎まれ、孤独に暮らしてきました。
能力のせいで不幸になり、能力と上手に向き合うことができないのが、お話冒頭での状態です。

左右馬の洞察力、能力の理解、能力の生かし方が揃って、初めて鹿乃子の力が発揮されます。
左右馬による能力の検証は、賭け事で大儲けできないかとか、小銭稼ぎのイカサマだったりで、
ともすれば深刻になりがちな内容のことを、こんな風にコミカルにできるのが素敵ですよね。

鹿乃子にとって能力はなんてものはトラウマでしかないわけで。
左右馬の能力に対する接し方、向き合い方は、真剣でいて、それでいて深刻になりすぎないようにするという、ね。
これはもうね、惚れちゃっても仕方ないんじゃないですか?どうなんですかそこのところ。
1巻時点でははっきりとした恋愛描写はないですけどもね。


どうでもいいけど、小銭稼ぎのイカサマの内容。↓

  「持ってるのどーっちだっ」(両手を握る子供)
  「質問は1回きり。答えは嘘でもいい。はいかいいえで答えてね」

  これにおける質問が、
  「右手に持っていますか?」だからねえ。
  いやー種も仕掛けもないというか、真っ向勝負過ぎる(笑)。


この記事を書くに当たって作者の都戸利津先生の今までの作品全部読みましたけど、
先に『嘘解きレトリック』読んでからみると、都戸先生の嘘というものに対するスタンスというか考え方まで気になってしまいますね。

鹿乃子が「人を悪者にするようなそんな嘘はついちゃダメ!!」って言ったり。
鹿乃子が自分の口から出るウソまでウソとわかってしまったり。
本当にこの辺りの作りは巧いですね。

伏線の張り方、回収の仕方に関しても、「その伏線回収しちゃうんかい!」って思わずツッコミそうになったのもありましたが(笑)、巧いですよね。
となると気になるのは、きれいだった女中部屋ですね。
基本1〜2話完結みたいですが、これに関しては2巻以降に期待です。

そもそも表紙買いしたので絵に関しても触れておきましょう。
作者コメントに
「眼鏡、おかっぱ、着物、昭和初期、探偵、洋館、猫、食べ物…描きたい物を描けるだけ描いていこうと思っています。」
とあるだけあって、時々物凄く細かい描き込みがありますね(さすがに森薫先生ほどではないですが)。

鹿乃子の表情の描き分けと、
ウソを左右馬に教える合図の仕草なんかもまた非常にかわいらしくていいですね。
別におかっぱ属性なんてなかったんだけどなあ……

というわけで長くなりましたが、
日常超能力物が好きな方、ライトなミステリー物が好きな方、伏線好きな方、おかっぱ好きな方(笑)、一読いかがでしょうか。